正しいHTMLとは?
スタイルシートを上手に使うためには、HTMLを正しく使えるようになる必要があります。
ここで正しいHTMLとは何なのかを思い出しましょう。
そもそもHTMLとは
文章をタグを用いて適切にマークアップし、文章の論理的構造を表現するための言語。
見栄えを設定するためのものではない。
むずかしぃ・・・。
私が分かる範囲で簡単に言うと、HTMLというのは文章に対して、
「ここは見出し」「ここは箇条書き」「ここは重要」「ここはリンク」という風に意味づけをするもので、
「ここの文字は赤く」「ここは斜体」「ここは30pxスペースを空ける」という風にデコレーション
を施すものではないということです。
今はまだデコレーション用のタグも使用可能ですが、いずれ廃止されることが決定しています。
例えば、pタグや、h*タグ、aタグは文章を意味づけするためのタグだから使っていいけど、
bタグや、iタグ、fontタグは見た目を設定するタグだから、
これからは使わずにスタイルシートでやりましょうといわれています。
だから、ソースを見たときにfontタグなどが多用されているページは
正しくHTMLをつかっていないわけです。
ためしにあなたのサイトのソースを見てみましょう。右クリック→ソースの表示でみれますよ。
どうでしたか?
fontタグなどが見えたなら、たとえスタイルシートを使っていたとしても、
まだまだ使いこなすにはいたってない証拠ですよ。
テーブルタグがたくさん見えた場合も同じです。
テーブルタグは表を意味するものだから、レイアウトに使ってはいけないといわれています。
でも、これは微妙な問題で、テーブルタグでレイアウトを組むのは必ずしも悪いことではありません。
無理して使うのをやめることは無いと思います。
一応スタイルシートをフル活用するというテーマなので、
最終的にはテーブルタグを使わずにテーブルタグでレイアウトしたようなページを作ることに
挑戦します。
正しくHTMLをつかうと・・・
ソースが分かりやすくなります。ためしにこのページのソースを見てみましょう。
右クリック→ソースの表示です。
まったくの初心者の方には分からないかも知れませんが、ある程度分かる人なら、
そのシンプルさに驚くのではないでしょうか?
少なくともテーブルタグ乱用のページよりは格段に分かりやすいはずです。
文章の差し替えぐらいなら初心者でもできるはずです。
ソースが分かりやすいと、更新が楽になります。
さらに文字数が減るのでファイルサイズが軽くなります。
その分表示にかかる時間が短くなり、閲覧者に負担を与えません。
その上、機械(検索エンジンとかパソコン)も上手に理解してくれるので、
googleでより上位にヒットするようになったり、
視覚障害者向けのパソコンでも、上手にサイトを読み上げてもらえるようになります。
最近話題のSEOやユーザビリティにも対応できるわけですね。
正しくHTMLを使うことは、見た目にはそんなに大きな影響を与えませんが、
見えないところでじわじわと効いてきます。
もっと詳しくHTMLについて説明しているサイトは、
趣味のWebデザイン
PC Tips
HTML 4.01 仕様書邦訳概説
などがあります。
結構難解ですけど、がんばってみて下さい。ちょっと賢くなった気がします。
知識があって悪いことはありません。
確かに正しくHTMLを使うことは大事ですけど、
あまり正しさを追求すると面倒だし、表現の幅が狭まっちゃいます。
私はテストで70点ぐらい取れる程度のHTMLでいいんじゃないかと思います。
実際私がそうだし、このサイトの内容もその程度を目指して書いています。
あまり難しく考えず、気楽に付き合っていきましょ。