No.182の記事

ネットと著作権と2chと・・・

私がまったりと続けているオンラインゲームにメイプルストーリーというものがあります。

で、最近メイプルストーリーの攻略本(正式にはデーターカタログ)が発売されました。
そして、それがちょっとした波紋を呼びました。
原因は攻略本の内容が大手サイトをほぼ転載したものだったから。

なにが起こったのかは言うまでもないでしょう。掲示板が荒れる、荒れる。自分のサイトで起きたら全データー削除してとんずらしたくなるほど。

どうも自分の提供したデーターが企業の利益の一部に結びつくのがお気に召さないようで・・・。

私の言いたいことはプレイヤーである財前さんが上手くまとめてくれているので、ここでは書きません。

最近こういう話題が多いですね。
今回のケースに最も近いのが「電車男」の話。
ネット上で作り上げたものを企業が売り出すという点からみれば、「のまネコ」問題も近いかと。

いずれの問題も2chが良くも悪くも大きな影響を与えています。
過剰な権利意識と匿名性が相まって苛烈な批判に結びつく。そして、ネットの誕生以前では考えられないような結末に結びつく。

その結果誰かが幸せになったのだろうか?
叩かれた人は心を痛め
企業はビジネスチャンスを失い
あげく作品が絶版になってしまった漫画家もいる。
得られたはずの情報が手に入らなくなった多くの人がいる

叩いた人は幸せになれたのか?
論争には勝った。権利も守られた。
・・・だから何?である。
勝って何を得た?優越感か?ばかばかしい。
その守った権利でおまえに何が出来る?
権利を行使する機会がないなら、権利などあっても意味がない。

誰も幸せにはなっていない。
戦争と同じで争いの果てには大抵何も残らない。

批判や権利の主張がいけないとは言わないけど、あくまで程度の問題。
面と向かって言えないことをズケズケといったり、自意識過剰なまま主張はやめて欲しいよね。

そんな話。
とりあえず、メイプルの話が大騒動に発展しないことを祈るのみ